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商品への想い、こだわりの食材、
日々をちょっと楽しくする方法…
沖縄に寄り添うマガジンをお届けします。

クッチャネのやちむんで、暮らしの中のひとときが楽しみになるように PEOPLE

クッチャネのやちむんで、暮らしの中のひとときが楽しみになるように

バナナやリンゴ、レモンなどが大胆に描かれたお皿はまるで絵画のよう。“かわいくて、あたらしいやちむん”と評されることの多いクッチャネの作品は、大らかでのびのびとしていて、見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれます。その作風や、ユニークで朗らかなネーミングなど、クッチャネについてのお話を制作チーフの戸村勇気さんにうかがいました。 しっかり食べてしっかり眠る。がんばるのはそれから ―クッチャネという名前はとてもかわいいですね。 クッチャネというのは、そのまんまですが食べて寝ることです。生きていく基本はまずきちんと食べることと、しっかり眠ることだよね。頑張るのはそれからがいいよねっていう考えからこの名前にしました。クーからクッチャネへと名前は変わりましたが、根っこにある考えは変わっていなくて、自分たちが作るものは、生活のメインではないけれど、あったら嬉しいと思えるものでありたい、という想いを込めています。 枠にとらわれず、自分たちのやり方で ―クッチャネには何人かの作家さんがいるのですか? この工房は実は会社組織の中のひとつの部門なんです。正式に言うと、株式会社スタジオクッチャネのアトリエクッチャネ陶器事業部になります。会社組織の中にある工房って珍しいですよね。今工房には5人のスタッフがいて、そのうち僕を含めて3人の作家がいます。僕は制作チーフという肩書がありますが、ほかのメンバーとの関係は一般的な工房のような親方と弟子というものではなくて、仲間としてチームを組んでクッチャネというブランドをつくっているという感じです。クッチャネは会社組織ですが、一人一人がそれぞれの名前で作品を作ることも問題ないので、みんな自分の作家活動もやっています。 ―作家さんのチームであるクッチャネの「らしさ」はどうやって考えていますか? 手に取ってくれる人たちを楽しませることができるもの、という考えがベースにあります。使っている時に絵柄が見えて楽しいというのはもちろんですが、食器棚に置いてあっても飾ってあるような楽しさがあるようにというのは考えますね。それと、作る僕たち自身も作るのが楽しいと思えるもの。それがクッチャネかな、と思います。 僕もそうですが、今この工房には県外出身者が多いんですね。沖縄にルーツがあるわけではありませんが、沖縄県立芸術大学で陶芸を学び、卒業後も沖縄県内を拠点に活動しているんです。そういった僕らがあえて伝統的なやちむんを作るのは違うと思うし、そうであれば新しいことを取り入れたものを作る方向に行きたいな、と。例えば素材は釉薬や土などは沖縄産でなくても、クッチャネらしさを表現できるのなら県外のものを使う選択をすることがあります。 でも、沖縄らしさがないものを作ろうとしているわけではなくて、クッチャネの特徴である絵付けの点においては沖縄のものがなくては成り立たないんですね。モチーフにするのは沖縄のものがとても多いですから。 焼き物をきっかけに暮らしに潤いが生むことができたら ―クッチャネの商品バリエーションはどのくらいありますか? およそ80種類くらいです。クッチャネの商品は、例えば同じリンゴの柄だったとしても絵付けをした作家によって雰囲気がほんの少し違うんです。同じものを描いても作家の個性がどこかに必ず出るんですね。僕らとしてはそれが面白いと思っていて、買ってくださる方には「一つひとつじっくり見てみてください!」って伝えたいです。微妙な違いを楽しんで、お気に入りを見つけてもらえたら嬉しいですね。 ―新作もかなり頻繁に出しますか? 新作というか、期間限定や季節限定のものはよく作ります。それが思いの外ヒットして定番化することもありますね。 うちの工房は窯を焚く頻度が高いので、新しい商品が作りやすいと思います。多い時にはひと月に10回焚くこともあります。電気窯でサイズ的にはかなりコンパクトですが、小回りが利いて良いというか。焼き物はやっぱり火を入れてみないと分からない部分が大きいので、テスト用に作って焼き上がりを見ることが手軽にできるのがいいですね。 ―最近はインスタグラムでクッチャネのうつわの使い方の提案も始められていますね。 そうですね。インスタグラムを始めたのは、作るだけではなくて、使う人たちとの交流をもっと増やしたいと思ったのがきっかけでした。クッチャネのうつわを見て、これまでやちむんはもちろん、陶器自体にまったく興味のなかった人が「初めて手作りの陶器を買います」と言ってくれたことがあったんです。僕たちが作るものは手に取りやすい雰囲気があると思うんですね。なので、陶芸の世界に触れたことがない人に対して、その入口になれたら嬉しいなと思います。 クッチャネは「あると暮らしが潤うもの」というやちむんを提案していきたいんですね。例えば買ってきたお惣菜だとしても、お気に入りのうつわに盛り付け直すとちょっと楽しいと思える。お気に入りのカップが一つあるだけで、それでおいしい紅茶を飲むことをささやかな楽しみにできる。今までの暮らしの中にはなかったほんの少しの楽しさを、クッチャネが届けられたら嬉しいですね。
2020.08.17
島野菜や果物、沖縄素材をカジュアルに。樂園CAFÉのメニューリフレッシュ CAFE

島野菜や果物、沖縄素材をカジュアルに。樂園CAFÉのメニューリフレッシュ

梅雨が明け、本格的な夏が始まり、暑さや湿度にからだが慣れないうちは、なにかと体調を崩しやすいものです。そんなときは、あらためて食べるものを見直したいもの。からだの中から整えられるメニューが揃う樂園CAFÉでは、人気のメニューはそのままに、新たなドリンクメニューやスイーツを充実させ、リフレッシュしました。お腹を満たし、気持ちもからだも整うメニューをぜひ楽しんでください。 ヴィーガンにも対応。おいしく、見た目も華やかな4つのボウルメニュー これまでの樂園CAFÉの食事メニューとして人気だったベジタコライス、7種のスパイスカレー、樂園サラダライスボウルに、新たなメニューとしてガパオライスが加わりました。 「ガパオライス」は、人気急上昇中のタイ料理を樂園風にアレンジ。バジルなどのハーブをたっぷり使い、爽やかな味わいに仕上がっています。 これまでの人気メニューである「ベジタコライス」は、島豆腐の“べジミート”に、爽やかな酸味のサルサソースで沖縄のソウルフードをヴィーガンスタイルで楽しめます。 そのほか、スパイスを丁寧にブレンドし、野菜の旨味を引き出した辛すぎない味わいの「7種のスパイスの樂園カレー」と、生野菜やおかず野菜など新鮮な島やさいをたっぷりととることができるヘルシーな「樂園サラダライスボウル」は、これまでと変わらずCAFÉの定番メニューとしてオーダーOKです。 どのメニューもお米は無農薬栽培米を使用し、スパイスや調味料にもこだわって樂園CAFÉならではの味わいが楽しめます。 また、樂園CAFÉのメニューの一部はテイクアウトにも対応しているので、海辺で、公園で、オフィスに持ち帰ってなど、予定に合わせて選べます。おしゃれなボックス入りなので、ミーティングのお弁当や差し入れにするのもおすすめです。 食事だけじゃない。お目当てはパンケーキにスイーツ、ドリンクも! 食事だけでなく、軽食やデザートなど休憩しながら小腹を満たせるメニューが豊富なのも嬉しいところ。 パンケーキとサンデーはすべて卵・乳製品・バターを一切使用していないヴィーガン仕様なので、罪悪感なくたっぷり食べられます。 また、子どもから大人までみんなが大好きなサンデーも、甘酒と豆乳の甘さ控えめの自家製ソフトクリームをベースに、4つの種類を揃えています。 旬の味を楽しめる「季節のフルーツサンデー」、Bean to BarファクトリーTIMELESS CHOCOLATEのチョコレートをソースにした「チョコレートサンデー」、注目のスーパーフードモリンガと黒ゴマが和風な「塩モリンガサンデー」、そして、沖縄風ぜんざいと黒糖ソースがローカル感溢れる「あまがしサンデー」。 そのほか、「豆ポレポレ」さんと共同開発したこだわりのコーヒーや、100%沖縄県産紅茶、ビタミンチャージができるスムージー、南国フルーツをベースにしたオリジナルドリンク、沖縄産クラフトビールなど、ドリンクメニューも充実。それぞれの季節でしか楽しめないものもあるので、どうぞお見逃しなく。 食べることを楽しんで、食べるものでからだも心も元気になってほしい。樂園CAFÉのメニューにはそんな想いが詰まっています。
2020.06.19
見ているだけで心が和む、沖縄らしさを詰め込んだ「琉球みやらびこけし」 GOODS

見ているだけで心が和む、沖縄らしさを詰め込んだ「琉球みやらびこけし」

優美な曲線を描くからだに、愛らしい顔。元々東北地方で作られていた素朴な伝統工芸品であるこけしが、沖縄で色鮮やかな“琉球みやらびこけし”として生まれ変わりました。熟練の職人によって、ひとつひとつ丁寧に手作りされている美しいこけしたち。八重瀬町にある障がい者支援施設『太希おきなわ』内の工房を訪ねました。 沖縄に新たな“ものづくり”を−琉球みやらびこけし誕生の背景 一般的に“こけし”と聞いて思い浮かべるのは、円筒のような直線的なからだに大きな丸い頭。そして、細い糸のような目におちょぼ口。そんなイメージではないでしょうか。しかし、ここ沖縄で生まれた琉球みやらびこけしは、なめらかな曲線を描く細身のからだに色鮮やかな着物をまとい、ぱっちりとした目ににっこりと笑った口元も愛らしい、まさにみやらび(※)の姿をしています。 ※みやらび(美童)…“美しい乙女、娘さん”を意味する沖縄方言 琉球みやらびこけしの製造、販売元である障がい者支援施設『太希おきなわ』を訪れ、施設長の仲本 潔さん、職員の松本 匡さん、新里 隆弘さんにお話しを伺いました。 −琉球みやらびこけしは、いつ頃から作られているのでしょうか? 沖縄県が本土復帰をした1972年に、当施設の設立に尽力した理事の提案で琉球みやらびこけしの制作が始まったと聞いています。その背景には沖縄に新たなものづくりを、という想いがあったようです。 作り初めた当初は、沖縄に”こけし”というものが無かったものですから作り方も分からず、本土から講師を招いて技術指導してもらっていました。そこに“沖縄らしさ”をデザインに取り入れて、琉球みやらびこけしが誕生したんです。 その後も、指導員が東北地方を訪れ本場のこけしを実際に見て学びながら、さらに技術を磨いていきました。 ―当初から、現在ある5種類のこけしが作られていたのでしょうか? いえ、当初は形も大きさも様々で、1メートルぐらいある大きなものから手のひらにちょこんとのる小さなサイズのものまであり、デザインも他に何種類かありましたね。しかし、機械の老朽化で大きいサイズは作るのが難しくなってしまって。現在使っている機械ももう40年前からずっと使っているので、なかなかレトロですよ。木工に携わっている人からは「えっ、まだこんな機械を使ってるの?」と驚かれるぐらいです。 デザインについては、かごを頭にのせた糸満の魚売りをモチーフにした『糸満娘』や、花笠を被った琉球舞踊の踊り手をモチーフにした『四つ竹』など、沖縄の文化や風習を取り入れています。表情に関しても本土のこけしとは少し違っていて、目をぱっちりさせて沖縄の女性らしさを表現しています。この中では、やはり色鮮やかな『四つ竹』が一番人気ですが、最近は美しい木目が見えるシンプルな琉球松のモデルも人気が出ていますよ。 ―長年にわたり作り続けるなかで、ご苦労などはありましたか? 1975年に海洋博覧会が開催されたときには、お土産としてとても人気が出て売れゆきに生産が追いつかず、夜通し作業をするということもあったと聞いています。また海邦国体が開催された1987年には全国身体障がい者スポーツ大会の記念品に採用され、このときも生産に追われる日々が続いたそうです。 当時は10名ほどが制作に携わっていたのですが、現在は絵付けまで全ての工程ができる職人は2名になってしまいました。あのときのように大量生産はできませんが、次の世代へとしっかり技術を引き継いでいくことがこれからの課題です。 琉球みやらびこけしができるまで 事務所を後にし、琉球みやらびこけしの制作を行っている工房にお邪魔しました。窓から一面のさとうきび畑を見晴らす風通しの良い工房では、開設当初より携わっている絵付け職人の田港 朝一さん、そして職人歴40年目を迎えた翁長 敏光さんを中心に、絵付け補佐2名、木工場3名の計7名で作業が行われていました。 制作数は、月に30〜40体程度。ひとつひとつ手作業で丁寧に作られているため大量生産はできません。だからこそ、丁寧に磨かれた滑らかな手触りや、ひとつひとつ微妙に違う愛らしい表情に、ほっと心が和みます。 琉球みやらびこけしの製造は、木材を切り出すことからはじまります。 主に使用する木材は、琉球松、エゴノキ、いぬまき(チャーギ)。角材から旋盤機械で大まかな形を削り出していきます。 花笠、魚かごなどのパーツは胴体とは別で削ります。木の種類によって固さやくせが異なるので、細かく調整していきます。 手作業で形を整えたあとは、やすりで“研磨”作業を行います。粗目のやすりから、徐々に細目のやすりへ。表面がなめらかになるまで繰り返し研磨の行程を経て、絵付けに適した木肌に整えたら、いよいよ絵付けの行程に移ります。 全体がなだらかな曲線でできているこけしへの絵付けは、高度な技術を必要とする難しい作業。様々な太さの筆を使い、一色ずつ丁寧に塗っては乾燥させる作業を繰り返し必要な色を重ねていきます。 髪の毛の生え際や花笠の波模様などは、わずか数ミリの細い絵筆を用い、集中して線を描いていきます。 最後に表面にアクリルニスを塗ってしっかり乾燥させ、各パーツの接着を行って完成です。 たくさんの工程を経て完成した琉球みやらびこけしは、不具合がないか検品された後、出荷に向かいます。 職人の方たちは車椅子を利用していたり片方の腕が不自由だったりとハンディを抱えつつも、口をうまく使ったり独自の工夫を凝らした固定具を用いて、熟練の技で器用に作業をこなしていく様子がとても印象的でした。 職人の技術を次の世代へ 「長年経験を積み重ねて取得した絵付けの技術は、指導しても習得するのに時間がかかり、なかなか後継者の育成につながっていないのが現状です。しかし今後も継続して琉球みやらびこけしが生産できるよう、次の世代への技術継承をこれからも支援していきます。」と新里さん。 沖縄が本土復帰をしてから今日まで、変わりゆく時代を見つめてきた琉球みらやびこけしたち。近い将来、きっと次世代のみやらびたちに会える日が来るはずです。沖縄らしさを感じるおみやげ品として、そしてほっと心を和ませる存在として、これからも長く人々から愛され続けるでしょう。
2018.05.02
そのままでも、料理に使ってもおいしい。石垣島の調味料 GOODS

そのままでも、料理に使ってもおいしい。石垣島の調味料

ごはんのお供になる「食べる調味料」や、いつもの料理に一振りするだけでプロの味に近づけてくれる万能調味料など、一度使ったらやみつきになる調味料が石垣島から届きました。選りすぐりの調味料からお気に入りをぜひ見つけてください。 特選牛肉、黒毛和牛、あぐー豚!パンにごはんにリッチなお供 「石垣フードラボ」が作る調味料は、パンやごはんにそのままのせて食べるだけで絶品!まず「石垣島牛マヨ」シリーズは、オリジナル、ハニーマスタード、チーズ&アンチョビの3種類。石垣島産の特選牛肉を贅沢に入れた手作りマヨネーズです。カリッと焼いたバゲットにそのまま塗っただけでも至福の味。サンドイッチのベースとして塗れば、いつもの味わいがぐっとリッチに。野菜スティックのディップとして食べるのもおすすめです。 また、ご飯にのせて食べると、「ビビンバだ!」「焼き肉そのもの!」と思わず言いたくなるのが、ストレートなネーミングの「ごはんにのせれば ビビンバ」と「ごはんにのせれば 焼肉」のふたつ。 「ビビンバ」は、大きめにカットした沖縄あぐーを贅沢に使用し、味噌や玉ねぎ、ごぼう、唐辛子などと合わせた調味料。辛みはあるものの後を引くおいしさに、ごはんを口に運ぶ手が止まりません。 一方「焼き肉」は沖縄の黒毛和牛を100%使用。「ビビンバ」と同じく、味噌をベースに、にんにくや生姜、おから、椎茸、りんご、甜麺醤などさまざまな食材を混ぜ合わせ、風味豊かな調味料に。おにぎりに入っていたらテンションがぐぐっと上がるはずです。 スパイスとハーブで料理にアクセントを 石垣島でカフェを営んでいる「ガーデンパナ」が作るのは、無添加のハーブ調味料。カフェの料理にも使われている調味料の一つが「チャンプルの素」。レモングラス、月桃、うこんなどのハーブと海塩をブレンドし、ていねいに焙煎して作られています。いつもの炒め物や揚げ物などに一振りするだけで、素材の味を引き立てながら味に深みを加えることができる上、どんな料理にも合うので使いやすさも抜群。味付けに悩まずに済むので、料理初心者にも嬉しい調味料です。 そして、「ガーデンパナ」のもう一つの調味料が「ドラゴンペッパー」。龍が描かれた赤いラベルのパッケージは見るからに辛そうですが、その辛さが病みつきになるおいしさ。島唐辛子をベースにハバネロやハラペーニョのスパイスを合わせ、さらにバジルやオレガノ、ミントなどのハーブ類も混ぜているので辛みの中に爽やかな風味が香ります。 ハンバーグやピザ、パスタなどのほか、餃子やチャーハンなどの中華や、うどんなどにも合うので、いろんなものに試してそのおいしさを味わってみてください。 石垣島生まれの胡椒と唐辛子で料理のレパートリーを増やしてほしい 無添加にこだわり、「かめばかむ程に味が出る」を原点に多くの商品を作り続けている「ぴにおん」は、石垣島の老舗食品メーカー。限りなく100%に近い無添加製造に挑戦し続け、素材の旨味を最大限に引き出すことをモットーにしていることもあり、昔からのファンも多いそう。 「ヒハツモドキ」という、沖縄に自生する胡椒を使った「ピバーヂの練り胡椒」は、辛みはあるものの、爽やかな甘みのある香りがとてもいいのが特徴。「ぴにおん」のこだわりは、ピバーヂ本来の味と香りを引き出すために、粉末ではなくペーストにしたところ。スープや沖縄そば、混ぜご飯の隠し味に使うと、奥行きのある味に仕上がります。 また、「食べるラー油」の元祖とも言える「スパイシー島のラー油」や「旨い島とうがらし」は、辛いだけでなく、味にも香りにも深みがあります。小さなサイズなので、お土産や贈り物にもぴったり。どちらも辛さの中に旨味がしっかりと感じられます。 このほかにも、石垣島で生まれた調味料はまだまだたくさん。樂園百貨店の売り場で手に取って選んでみてください。
2020.02.26
県産素材×ニュージーランド産マヌカハニーで沖縄の農家を応援 PEOPLE

県産素材×ニュージーランド産マヌカハニーで沖縄の農家を応援

ニュージーランドのマヌカの花から採取されるマヌカハニーは強い抗菌作用成分を含み、少しクセがあるのが特徴的な希少な蜂蜜。でも、クセがなく食べやすいものを厳選して直輸入し、沖縄県産フルーツなどを合わせた「Honey Fusion(ハニーフュージョン)」は、日々の食卓を少し贅沢にしてくれるのはもちろん、お土産や贈り物にもぴったり。代表取締役社長、直子・マクブライドさん、副社長のグレン・マクブライドさんご夫妻にお話を伺いました。 日本初、世界初。ニュージーランドと沖縄をつなぐコラボ商品 −Honey Fusion(ハニーフュージョン)設立の経緯を教えてください。 直子さん/ハニーフュージョンのマヌカハニーは100%ニュージーランド産です。そしてニュージーランドは夫の故郷。子どもたちの将来を考え、子育てはニュージーランドで、と家族全員で移住したのがマヌカハニーを知るきっかけだったのですが、現地で養蜂家の方々に話を聞き、実際に味をみて、マヌカハニーの品質の高さに驚きました。 移住にあたってそれまで経営していた事業は譲渡したんですが、私はいつも新しいことを始めたいタイプでもあったので、マヌカハニーと出会って、沖縄の人たちにも知ってほしいと思ったんです。 グレンさん/僕はもともと琉球空手を習っていて、本場・沖縄で空手を学ぶ目的のため21歳で沖縄に来ました。琉球大学の大学院では農業経済を学び、そこで沖縄の農家が抱える問題を知ったんですね。その中で、沖縄の魅力的なフルーツや野菜で、規格外で市場に出せない農産物と、ニュージーランドで「万能の木」と呼ばれるマヌカをフュージョンさせたらもっと良いものになるんじゃないかと思いつき、色んなことがリンクしました。母国のニュージーランド養蜂家のサポートと沖縄農家さんのサポート、今こそ長年お世話になった沖縄に恩返しができるビジネスモデルが思い浮かび、彼女と会社を興すことにしました。 直子さん/2018年に会社を設立し、2019年から沖縄県産素材を使った商品を開発しています。新型コロナウイルスが流行するまでは沖縄とニュージーランドを行き来しながら、県内外の物産展に出展したり卸販売したりしていました。ところがコロナウイルスの影響で物産展は中止、ニュージーランドからマヌカハニーを輸入することもままならない状況になって。そんな中でも全国のお客様から寄せられる「購入したいという声」を励みに、2020年10月8日の「ハチの日」に沖縄初の『マヌカハニー専門店』ハニーフュージョンをオープンさせました。 ハニーフュージョンならではの、こだわりのマヌカハニー −基本的な質問なのですが、そもそもマヌカハニーってなんですか? 直子さん/マヌカハニーは、主にニュージーランドに自生する「マヌカ」の木に咲く花の蜜から作られた蜂蜜です。どの蜂蜜も高濃度の糖度と殺菌効果があり、常温でも腐りません。でも、マヌカハニーにはさらにビタミンやミネラルといった豊富な栄養素が含まれています。そして一般の蜂蜜との大きな違いは、殺菌成分「メチルグルオキサール」が含まれていることです。腸内環境や口内環境を整える作用があると言われ、今世界中で注目されているスーパーフードなんですよ。 グレンさん/ニュージーランドでマヌカは花の蜜だけでなく、「幹」、「葉」、「樹皮」など含め「木全体」が万能な木と言われています。可愛らしい白やピンクの小さな花をつけて、日本の桜みたいです。マヌカ、という名前は、ニュージーランドの先住民「マオリ族」がその薬効性から、「復活の木」という意味を込めて付けたそうです。マヌカハニーの殺菌作用は高いので、口内炎や切り傷や火傷に塗るといいですよ。僕も料理をしていて軽く火傷した時にマヌカハニーを塗ったらすぐヒリヒリしなくなりました。 −ハニーフュージョンのマヌカハニーの特徴を教えてください。 直子さん/マヌカハニーは「独特の癖があって食べにくい」と言われることもありますが、ハニーフュージョンのものは、ニュージーランド一次産業省認定研究室で100%純正と認められた、クリーミーでまろやかな味わいの本物のマヌカハニーです。独自の製法によって、濃厚でコクのある生キャラメルのような舌触りと味が楽しめます。栄養もたっぷり、天然のサプリとも言えますね。 −マヌカハニーと沖縄天然素材がフュージョンした「フュージョンハニー」はどんな商品ですか? 直子さん/糸満市にある自社工場で製造していますが、砂糖と添加物は一切使っていません。また、独自の製法でマヌカハニーも沖縄素材も加熱していないので、本来の栄養素を取ることができます。今はシークヮーサー、ピーナッツ、イチゴ、ジンジャー、パッションフルーツ5種類があります。パンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜるなどのほか、お湯に溶かしてそのまま飲んだり料理に使ったりと、いろいろ楽しめますよ。 沖縄県産素材とのフュージョンは美味しさをとことん追求 −沖縄県産の素材とマヌカハニーのフュージョンさせる挑戦はどうでしたか? グレンさん/非加熱で栄養分を壊さないようにして、砂糖や添加物を使わず、素材の味をいかに引き出しながらマヌカハニーとフュージョンさせるか、そこに注意してかなり試行錯誤しました。僕たちのモットーは沖縄の農家を応援しながら、安心安全で美味しい商品を提供すること。だから、体に良いだけでなく、美味しさにもかなりこだわりました。 直子さん/たとえばピーナッツやパッションフルーツは素材のつぶつぶ感を残して、食感にアクセントを加え、より素材の味を楽しめるように工夫しています。一番初めに作ったのは県産の発酵バターを用いた「マヌカ&発酵バター」で、独特の香りと味わいが個性的です。とても気に入ってくださる方もいれば、匂いが苦手という方もいて、最初はどう改良しようかとても悩みました。でも、素材の味に無理に手を加えることはしたくなかったので、結局は最初に完成したものを改良せずに販売することにしました。でもおかげで今では固定ファンもつく定番商品になりました。 グレンさん/今は沖縄の新たな素材との組み合わせに取り組んでいます。沖縄の代表的なフルーツのマンゴーやパインでは、マヌカハニーと組み合わせたときに甘さがぶつかってしまう。素材同士の相性についてはまだ研究中ですね。 −9~10月にかけて、琉球エアコミューターで樂園百貨店出品アイテムとして「シークヮーサー&マヌカキャンディ」を機内販売中ですね。 直子さん/そうなんです。キャンディということで、この商品だけ砂糖を使っていますが、マヌカハニーのやさしい甘さがシークヮーサーのさわやかな酸味を包んで、さっぱりした味わいに仕上がっています。口に入れるとシークヮーサーの香りがふわっと広がりますよ。シークヮーサーの豊富なビタミンCやノビレチン、クエン酸をそのままとることができて、また、これからの乾燥する季節に喉を潤すためや、お口直しをしたいときにおすすめです。個包装されているので持ち歩きにも便利ですよ。
2020.10.27