【よみもの】家族のあたたかな記憶に寄り添う、Heidiのかぞくふく | 樂園百貨店

家族のあたたかな記憶に寄り添う、Heidiのかぞくふく

2026.07.13

PEOPLE

入学式や卒業式、七五三、発表会。家族のハレの日にやさしく寄り添う「かぞくふく」──お子さんが生まれたことをきっかけに、ご夫婦で立ち上げた沖縄のアパレルブランド「Heidi(ハイジ)」。デザイナーの夫・照喜名 朝矢さんと、販売担当の妻・絢子さんに、服づくりとブランドへの想いをうかがいました。

お子さんの誕生をきっかけに

シンプルな中に遊び心を感じるデザインと、やさしい色あい。
どこかへお出かけしたくなる、春のようなやわらかな空気をまとったお洋服たち。

「家族の物語を彩る服」をコンセプトにした「かぞくふく」として、レディース・メンズ・キッズを展開する沖縄のアパレルブランド「Heidi(ハイジ)」。
夫の照喜名 朝矢(ともや)さんが企画とデザインを、妻の絢子(あやこ)さんが販売をメインで担当し、豊見城市にあるアトリエショップでご夫婦で協力しながら服づくりを行っています。

おふたりは元々、ファッション専門学校時代の同級生。
卒業後はそれぞれ沖縄県内のファッションブランドで働いていましたが、結婚しお子さんが生まれたことをきっかけに、2018年にご夫婦でブランドを立ち上げました。

Heidiというブランド名は、誰もが知るアニメ『アルプスの少女ハイジ』から。そのかわいらしい響きとやさしいイメージは、お二人が作り出すお洋服の雰囲気にもぴったりです。

自分が着たいもの、あの人に着せたいもの、がデザインの原点

「服を作るときはいつも、自分たちが着たいか、子どもに着せたいかという視点を大切にしています」と、穏やかな口調で語る朝矢さん。

たとえば、リラックス感のある開襟メンズシャツは、隠しボタンダウン仕様によって、きちんと感のあるスタンド襟としても着られる仕様になっています。また、マニッシュな雰囲気の「チャップリンズパンツ」は、サスペンダーを取り外し、手持ちのウエストベルトで締めればパンツ単体として着回すこともできます。
ジャケットの内側や袖の折り返し部分には、さりげなく柄があしらわれ、着こなしのアクセントになっています。

ずっと着られるシンプルなデザインをベースにしながら、その日の気分やTPO、年齢の変化などにあわせて着方をアレンジできる。Heidiのお洋服には、お二人の「こうだったらいいな」という想いがたくさん詰まっています。

「お客さまからヒントをいただくことも多いんですよ」と絢子さんは言います。

お客さまの顔を思い浮かべて、「あの人はこういうのが好きそうだな」「あの子にはこれが似合うな」と想像力をふくらませながら服づくりをする時間は、何よりも楽しいひとときなのだそう。

実は、絢子さんの元職場はデパートリウボウ。さまざまな売り場で約8年間勤務されていました。
「私にとってここが職場のイメージなので、樂園百貨店のPOPUPで店頭に立つときは、いつもホームに帰ってきたような気持ちになるんです」と微笑みます。

絢子さんの親しみやすく丁寧な接客もまた、Heidiのかぞくふくの魅力のひとつ。まるでわが子に接するように、愛おしそうにひとつひとつの商品を整えていく姿が印象的でした。

Heidiのアイテムを彩るオリジナルテキスタイル

Heidiのお洋服のなかでもひときわ目を引くのが、オリジナルテキスタイル。
【 Waltz / ワルツ 】【 tsubomi / 蕾 】【 Balloon Flower / 花風船 】と名付けられた3つの柄は、朝矢さんがアナログとデジタル、両方の手法で描いたアートワークを図案化し、生地に仕立てたもの。

「最初に作った柄が「ワルツ」なんですが、私たちが3人家族なので「3」をイメージしてデザインしたものなんです」と絢子さん。
くるくると交差しながらワルツを踊っているかのようなのびやかなラインが、Heidiのかぞくふくのアイデンティティを物語ります。

2026年春夏コレクションからは、沖縄のジュエリー作家とのコラボレーションによるオリジナルアクセサリーラインが新たに登場しました。
Heidiの服が “日常に寄り添う存在” であるように、もっと気軽に身につけられるものを作りたいと、服づくりと同じく、長く愛着が持てるよう細部までこだわって仕上げたそうです。
オリジナルテキスタイル【 tsubomi / 蕾 】の世界観をそのまま金属に落とし込んだネックレスやピアスは、Tシャツやワンピースなど普段の装いに自然に馴染みながら、ちょっぴり気分が上がる。そんなさり気ない特別感をプラスしてくれます。
「実際に着けてみると、シンプルな服でもコーディネートに奥行きが生まれ、より自分らしく楽しめる感覚があります」と絢子さん。
今後はリングやブレスレットなどラインナップを広げていきたいそう。
アクセサリーという新たなアイテムから、またひとつ、Heidiの世界観が広がっていきます。

未来へと続いていく、家族の物語

「入園式用に購入した服を、次のお子さまにもお下がりして何年も着てくださったり、家族みんなでHeidiの服を着て記念写真を撮ったよと報告してくださったり。そんなふうにお客さまの人生の節目に、かぞくふくを通して寄り添えることが何よりうれしいです」と、朝矢さんと絢子さんは微笑みます。

今後もお客さまとのコミュニケーションを大切にしながら、沖縄県外への展開などを通して、より多くの方にブランドを知ってもらいたい。お二人はこれからの目標を語ってくれました。

「もっとオリジナルテキスタイルを増やしたり、プリントだけにとどまらず織物など新しい素材にもチャレンジしたりしていきたいです。他にはないHeidiらしさ、Heidiならではの魅力を感じてもらえたらうれしいですね」と朝矢さん。

家族の物語を大切に。
着る人の人生にそっと寄り添う、照喜名さんご夫婦の服づくり。

年月を重ね、着る人のライフステージや家族のかたちが変わっても、あたたかな記憶のそばにHeidiの「かぞくふく」がそっと寄り添っているはずです。

樂園百貨店バイヤーズコメント

樂園百貨店は、沖縄の文化や自然、暮らしの魅力を現代のライフスタイルに編集してお客様にお届けすることを大切にしております。
Heidiの服づくりに触れたとき、私たちが感じたのは「服を作っているブランド」というよりも「家族の時間や思い出を育てるブランド」という印象を持ちました。

そして、流行だけを追わない、昔ながらの上品さが漂うモダンクラシックなデザインと、現代になじむシルエットが魅力の「かぞくふく」は、沖縄らしい温かな家族文化や暮らしの豊かさを感じていただけると思います。

今回、樂園百貨店ではHeidiさんと限定アイテムを製作いたしました。
Heidiさんの象徴的なデザイン【 tsubomi / 蕾 】のテキスタイルをベースに、海や空を思わせるブルートーンで仕立てた、日常や旅に寄り添う一着です。

Heidiさんならではの着回しやすいパターンに、サラッとした綿麻素材を採用しており、ジメジメとした季節でも爽やかにご着用いただけます。

<商品ラインアップ>
・メンズシャツ/レディースシャツ
・カットソー(S・M・L)

洋服を通じて家族の絆を彩るHeidiさん、そして沖縄の豊かな暮らしをお届けする樂園百貨店。折り重なった2つのブランドストーリーとともに、ぜひお手にとってご覧いただければと思います。

(樂園百貨店 細谷 淳)

樂園百貨店

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